もしも経済が一瞬で消えたら?

もしも経済が一瞬で消えたら?

このストーリーはフェクションです。
私が勝手に考えたものですから、物語としてお読み下さい。

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題:『もしも経済が一瞬で消えたら』


あるテロリストが途方も無い事を考えています。

「おい!今の実体の無い経済を本当に実体のないものにできないか?」

「面白そうだなぁ!」

「もう市民も国も借金だらけで身動き取れないだろう」

「それはお前の事だろう!」

「バレたか!へへへへ・・」

「確かに金持ちは何もしなくても金が入るし、貧乏人は何をやっても貧乏だからな!」

「そう思うだろ!」

「う~ん!考えさせられるなぁ」

「おれ、この社会自体をぶっ潰したいんだ」

「そりゃ分からなくもないが、どうやって潰すんだよ!」

二人は訳の分からない相談をしていました。
腹の立つのは皆同じでは有りますが、どうして世界中をぶっ潰すと言うのでしょう。
二人は無い智慧を絞り、小さなことを実行し始めました。

ひとつは失業保険で生活する事!
そしてもうひとつは、生活保護を受けて生活する事でした。
二人のささやかな社会への抵抗でした。

そしてその二人を見ていた友人たちも、今の仕事に見切りを付け始めました。

「もう奴隷になんか成るものか!」

友人は叫びました。

「俺もだ!」

別の者もそういって仕事をやめました。

こうして二人のささやかながらの抵抗が、あちらこちらに伝染し、各地でフリーターやヒッピーが生まれ、自由に生きる人々が増え始めました。

そんな中、こんな彼らを馬鹿呼ばわりする人たちは、奴隷社会にしがみつきながらも、僅かな幸せの中で楽しみながら生きていました。
そんな人々は、怠け者で仕事嫌いな若者たちを軽蔑し、我が子には良い大学に入れてあのような能無しにはさせないと、塾に通わせ始めました。

毎日を勉強に縛られ、ストレスのはけ口を失った子供たちは、ヒッピーを人間のくずたと言って、ヒッピー狩りをしたり、麻薬に手を出したりし始めました。

もうここまで来ると世界は、崩れていく一方です。
混乱が混乱を生み、実体の無い経済はとうとう行き詰まり、失業者が増え始めました。

今迄僅かなお金でやりくりしていた人たちが、あちらこちらで悲鳴を上げ始めたのです。
大きくのしかかる住宅ローンや年金や保険、明日の仕事もまま成らない社会情勢が彼らを襲い始めます。

行き詰った人たちは、経営者に、そして県や国にその怒りをぶつけ始めます。

「俺たちの生活を返せ!」と・・・

利益のためならあっさりと人を切る企業体制に、人々は感情を爆発させました。
そして当てのない未来を悲観し、自殺する人すら出始めたのです。
自暴自棄に成り、通り魔殺人をする人も出始めました。

世界は地獄と化したのです。

そんな時、あるテロリストが口を開きました。
この前のちびちびと社会に抵抗していた彼らです。

「おい!俺たちの選んだ道は正解だっただろう」

「そうだな!こうして気楽に生きてるからな」

「俺たちを馬鹿呼ばわりした連中が喘いでるぜ!」

「奴隷である事を忘れちゃいけないよ!」

「そうだな!」

二人は顔を見合わせました。

「そろそろやるか!」

一人の男が言うと、もう一人が頷きました。

「決まりだな!」

二人はそう言って何やらパソコンで打ち始めました。

「よし、完了だ!」

二人は目で合図をすると、パソコンのENTERキーを押しました。

翌日、二人の功績は世界中に響き渡りました。

<ニュース>
「今、すべての銀行のシステムがダウンした模様です。現在取引不能状態です。銀行のありとあらゆるデーターは削除され、復元不可能な状態です。」

二人はグラスにワインを注ぎゲラゲラ腹を抱えて笑いながら乾杯したとさ!

~おしまい~
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